パナソニック コーヒーメーカー 口コミ
パナソニック コーヒーメーカー 口コミ /評価
NC-A57の口コミ
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豆から挽いてくれて全部お任せなので楽ですし、自分でやるより美味しくできます。コーヒーメーカーとしてはそれで十分なように思います。
引用元: 価格コム
価格コムでの評判はかなり高いようです。豆から挽くところから全自動なのは楽ですね。プロが入れた味まではいかなくても、自分で挽くよりは遥かに美味しいコーヒーが飲めるのは間違いないようです。
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さすがの日本製。迷いに迷ってこちらの商品に決めました。すぐに届きました。やっぱり豆から自動ってイイ!いろんなレビューを読みましたが、旧型の寿命がとても長いようで、こちらの型の寿命にも期待したいです。これから長く愛用したいと思います。確かに豆をひいているときの音は、ちょっとうるさい。以前使用していたシロカと比べて、ですが。
引用元: 楽天
楽天の口コミも高評価なものが多いです。全自動で楽なだけでなく、パナソニックらしくしっかりした作りで寿命が長い事への期待値も高そうです。豆を挽く音が気になる人もいるかもしれませんが、それはどの全自動コーヒーメーカーにも言える事なので、ある程度納得してから購入しましょう。
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一つ前の型が壊れたので買い換えです。届いた商品がビニール袋に入っていなかったのと、指紋だらけだったので中古だと思い交換してもらいました。検品して正常な物を交換するとの事でしたが、交換品も同様な物でした。パナソニックに問い合わせたところ、ビニールには入れてないそうです。白い粉は拭き取って使って下さいとの事でした。全体に他人の指紋がついてるので、洗わないと気持ち悪いです。新品を購入したにもかかわらず全体的に清掃しないと使えない事に大変憤りを感じます。家電ならまだいいですが、口に入れる物を作る調理家電なので気持ち悪いです。衛生面のコストカットはしないで頂きたい。パナソニックは作業員に手袋を買ってあげて下さい。最近ではこう言う商品をパナソニックは堂々と販売する様になったんですね。
引用元: Amazon
Amazonの口コミでは結構悪い評価が目立ちますが、Amazon自体の配送管理に問題がありそうですね。コーヒーメーカーは口に入れるものを作るので、やはりしっかりしたところで購入したいものです。出来るだけパナソニックの公式オンラインストアで購入する事をおすすめします。
NC-A56の口コミ
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休日の朝はいつもミルでコーヒーを飲んでいましたが、全自動で豆から入れられるコーヒーメーカを検討した結果、こちらの製品を選びました。型落ちですが、Panasonicの最新型NC-A57の新機能「デカフェ豆」コースは必要なかったので、こちらを選びました。使用して6か月程経ちましたが、毎週末使っています!!購入当初はamazonで18000円程度なので、現在は3000円程度安くなっていますね。
引用元: 価格コム
パナソニックの旧型のコーヒーメーカーNC-A56には最新機能のコースはついていませんが、型落ちなので安いのと、味も新型に劣らない点は魅力です。余計な機能がついていない安い全自動コーヒーメーカーを探しているのであれば、選択肢に含めてもいいと思います。
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本体そのものは使いやすくて、思っていたほど音もうるさくなく、熱すぎるくらい熱く仕上がるので、冷たいままの牛乳を入れても温度の高いコーヒーを楽しめるので基本、満点の評価です。ですが、説明書にある推奨の102ペーパーフィルター(2~4杯用)だと小さく感じます。微妙に浅いのでフタでペーパーを潰してしまいますし、MAXの5杯分入れる際は粉が溢れます(4杯用なので当たり前と言えば当たり前)。豆を2~4杯までにしても、かなり丁寧にセットしないと溢れます。数枚付属されていた専用フィルターはぴったりでセットも簡単だったので、パナソニックストアで買おうか迷いますが、割高…。送料もかかる。まずは市販のものをいくつか試してみてからにしようかと。たかが消耗品ですが、消耗品はずっとお金のかかるものです。市販品でなんなく代用できないというのは大きいマイナスと思い、評価は4にしました。
引用元: Amazon
コーヒーメーカー本体への満足度は高いようですが、推奨されている市販品のペーパーフィルターの大きさが小さい事に不満を感じている人もいるようです。そして、付属品のペーパーフィルターを追加で購入すると高いという点もちょっと気になりますね。消耗品は定期的に買わないといけないものなので、ランニングコストは考慮したいところです。
パナソニック コーヒーメーカー 口コミ /NC-A57を検証レビュー
NC-A57のスペック
- 発売日:2018年9月
- ミル:搭載(最大使用容量40g)
- フィルター:ペーパーフィルター
- 最大使用水量:670mL
- 一度に淹れられるカップ数:5カップ
- 本体サイズ:W220×D245×H345mm
- 重さ:約3.0kg
- 本体カラー:ブラック(-K)
1台で豆の粉砕から抽出まで完結するマシン
コーヒーの美味しさは、豆の品質、抽出、飲み方などによって変わりますが、コーヒー豆を挽いて粉にする時に、粉の粒のキメをそろえることと、微粉の量を抑えることが出来る事が抽出プロセス全体の中でも、大事なポイントの1つになります。
ミルを内蔵するコーヒーメーカーは、1台で豆の粉砕から抽出までを一気に行えるのがメリットですが、パナソニックのNC-A57は、豆からはもちろん、粉からも淹れられるので、コーヒー豆をどんな状態で入手しても美味しく淹れる事ができます。
メッシュフィルターは2種類
NC-A57には、内蔵ミルで豆を挽くときに、粗さを調整するためのメッシュフィルターが2種類付属します。
中細挽き用が茶色、粗挽き用が緑色です。
なお、カフェインレスのデカフェ豆を使うときは、中細挽き用を使います。
抽出コースも2種類
抽出コースにはマイルドとリッチが用意されており、豆の挽き方と抽出コースを組み合わせて、コーヒーの淹れ方を調整できます。
コクと苦味のあるブレンディな味には中細挽き用を使い、マイルドコースに設定します。
アイスコーヒーやカフェオレも中細挽き用で、コースはリッチを選びます。一方、渋みが少なく後味の良いマイルドなコーヒーにしたいときは、緑色の粗挽き用がよいでしょう。
アメリカンコーヒーは、粗挽き用でマイルドコース、スペシャルティコーヒーは粗挽き用でリッチコースがオススメです。
「マイルドコース」で1杯淹れてみました
①バスケットを開けて、メッシュフィルターを装着
メッシュフィルターは「粗挽き」「中細挽き」の2種類があり、淹れたいコーヒーにあわせて付け替えることができますが、購入時は「中細挽き」のフィルター(茶色)がセットされています。
②ガラス容器ふたで酸味を調節
ガラス容器のふたに酸味調節レバーがついており、「ストレート」はそのまま、「ソフト」に合わせるとコーヒーがミネラルフィルターを通過し、酸味が抑えられます。
まずは「ストレート」で淹れてみます。
③ペーパーフィルターをバスケットにセットし、ガラス容器を保温板へ
メッシュフィルターは、本体の前面からペーパーフィルターをセットするバスケットを手前に引き、豆容器下部にパチっとはめるようにセットします。
バスケットを開け、ペーパーフィルターを取り付けてふたをし、ふたたびバスケットを閉めます。
バスケット本体・ふた共に左側に突起があるので、そこを目印にするとスムーズにふたをセットできます。
④コーヒー豆を豆容器へ投入
本体上部の豆容器フタを開け、豆を投入します。
まずは2杯分を淹れてみます。
計量スプーンでは2杯と1/4杯です。
一応、計量スプーンには1/4ごとの目盛りが付いていますが、ちょっと分かりにくいですね。
付属の計量スプーンはなぜかチープなプラ製で、コーヒーを淹れるたびに必ず使う重要アイテムのわりには、ちょっと心もとない小ささ・軽さなので、失くしてしまわないよう注意しましょう。
無くしてしまったら、「パナソニックオンラインストア」で購入できます(税込110円)。
豆容器フタはシャワードームになっており、ドーム内やミルに飛び散ったコーヒー豆は、ドリップのときに自動で洗われる仕組みになっています。
なお、今回は「タンザニア オルディアン(Oldeani) AA++」の豆を使いました。
この豆はコクと甘みが強く、フルーティな味わいが特徴のとても良い豆で、別名の「キリマンジャロ」のほうが有名です。
なお、粉から淹れるときは、ペーパーフィルターに粉を入れますが、ペーパーフィルターは「1×2」(2~4杯用)を使用します。
本機はカップごとの目安を記した「豆量ガイド」が付属していますがシールになっており、取扱説明書によると「本体に貼ってください」とのこと。
いかにも日本製的な親切心あふれるオマケです。
⑤水容器に水を入れ、本体にセット
水容器(給水タンク)に水を入れて、ガラス容器(サーバー)と合わせて本体にセット、電源を入れます。
なお、NC-A57に限らず、コーヒーメーカーの水容器やガラス容器などは、初めて使うときはコーヒーを作る前に必ず水洗いしてください。
NC-A57の水容器には、ホットとアイスの目盛りに加え、マグカップサイズ用の目盛りも付いています。
また、水道水で淹れるときは、水容器の上部に活性炭フィルターをセットします。
目盛りが内側になるので、水容器を外さないと入れる水の量を測れませんが、お手入れを考えると、水容器を外せるのはメリットでもあります。
抽出したコーヒーが落ちてたまるガラス容器(サーバー)のフタにも注目したいところです。
フタには、交換不要のミネラルフィルターが付いており、「酸味調節レバー」を使って、ソフトとストレートを切り替えられます。
ソフトに合わせると、抽出したコーヒーがミネラルフィルターを通過することによって、酸味が抑えられて、ストレートは、ミネラルフィルターを通しません。
「ホット1杯」のところまで水を入れます。
目盛りの線がけっこう太めなので、その下に合わせるのか、真ん中か、線の上に合わせるかでけっこう水量が変わってきそうなので、今回は真ん中を狙いました。
容器の上部左についている黒いものは「活性炭フィルター」で、必ず取り付けるものとされていますが、給水時にここに水を注いではいけない(横からこぼれてしまう)とのこと。
水容器のふたが取っ手代わりになり、付けるときも外すときも便利です。
⑥電源プラグを差し込み、希望コースを選択
取扱説明書によると「マイルド」は「コクと苦味のバランス」、「リッチ」は「コク、苦味をしっかりと」抽出できるとのこと。
今回はマイルドコースを選択しました。
「豆」「粉」いずれかを押すと動作がスタートします。
ボタンがすべて前面に集約されているので、操作がしやすいです。
NC-A57の操作部は、本体右下にボタンが縦に並ぶデザインとなっており、コースを選び、「豆」または「粉」のボタンを押すとスタートします。
ボタンは一番下の「保温/取消」が一番大きいため、スタートのタイミングで「保温/取消」を押したくなりますが、このあたりは慣れでしょう。
⑦ミルが回転
ミルの動作時間は短く、1杯で10秒程度です。
なお、粉を均一に挽くには、カッター式より臼式が有利なのですが、NC-A57はカッター式でありながら、比較的均一に挽けていて優秀だと思います。
微粉がやや多く出るのはカッター式の宿命ですが、この微粉による雑味は、ペーパーフィルターで抑えられます。
気になったのは、使わないメッシュフィルターをしまう場所が本体にないことです。
なくしてしまいそうなので、本体に収納場所を設けてほしかったですね。
⑧煮沸
ウィーンという大きめのモーター音がしたあと、ゴポゴポゴポ……! と湯沸かしが始まります。
なかなか激しい煮沸です。湯気がモウモウと上がります。
⑨抽出
コーヒーは思っていたより、ゆっくりと抽出されてきます。
抽出されたコーヒーは、ガラス容器(サーバー)に入る直前で86℃前後で、ガラス容器内では82℃前後でした。
体感温度は、煮沸していただけあってかなり高温で、猫舌の人はちょっと待たないと飲めない温度ですね。
淹れ終わるとピーピーピーと電子音が鳴り、自動で保温に移行します。なお、保温は2時間で切れます。
トータルの抽出時間は、豆を挽くところから数えて、1杯の所要時間は5分21秒、2杯分が約7分半、5杯分が約10分半と、やや時間がかかりました。
抽出が終わったときのお知らせ音は、電子音ではなくもっと気の利いた音にすればよかったと思います。
ピーピーピーでは、コーヒーを飲むときのわくわく感がちょっと盛り上がりませんよね・・・。
ちなみに、取扱説明書には抽出にかかる時間が記載されていますが、これはツインバード、シロカのコーヒーメーカーにはなかった情報です。
抽出後は自動で保温に切り替わり、持続時間はなんと2時間もあります。
煮詰まりを軽減するため、30分後には自動で保温温度を下げてくれる優秀な機能付きで、「保温/取消」ボタンを押せば、保温を切ることもできます。
抽出したコーヒーはこぼれたり、サーバーにコーヒーが残ったりするようなことは無く、スムーズに注ぐ事ができました。
実は、1杯目はしっかりと濃さが出ていたのですが、使用前の洗浄や湯通しをしたものの、コーヒーの香りのなかにプラスチック臭がかすかに混ざっているように思われ、香りは楽しめず。
クエン酸洗浄をしたところプラスチック臭は消えたので、マシンを買ったらすぐにクエン酸洗浄をしてからコーヒーを入れた方がいいです。
⑩電源プラグを抜いて、本体・豆容器ふた・豆容器を拭く
水滴や残った粉をよく絞ったふきんで拭いて乾かします。
かなり湯気がこもり、水滴がついているので、ちょっと手間ではありますが、拭き掃除はマストです。
お手入れ
パーツを洗浄
使用するたびに洗うパーツは6つで、水容器を取り外して洗える点は評価したいですが、数の多さが気になる人もいるかもしれません。
「活性炭フィルター」は浄水効果が、「ガラス容器ふた」はミネラルフィルターの効果がなくなってしまうため、洗剤や漂白剤を使えないので水洗いです。
その他、バスケットのふたなど豆の油っぽさが残っているものは台所洗剤をつけて洗います。
パーツ数が多いうえに、洗剤で洗えるもの・水洗いをするものを区別しなければならない点はちょっと面倒ですね。
バスケットの取り付け・取り外しはスムーズにできます。
ミルについた粉を落とす
メッシュフィルターを取り外し、棒状のものでミルを回して粉を落とします。
ミルの自動洗浄機能のおかげなのか、あるいは使い始めて間もないせいなのか、覗き込んで見える範囲のミルはきれいで、ほとんど粉は落ちてきませんでした。
プラスチック臭を消す方法
取扱説明書に、蒸気の量が増えたり、抽出スピードが遅くなったときの対処法として「クエン酸洗浄」の方法が紹介されています。
- 活性炭フィルターを取り出す
- 水容器の目盛り「ホットコーヒー5」まで水を入れ、クエン酸約10gを混ぜる
- 「粉モード」で抽出し、お湯を捨てる
- 水のみのドリップを1~2回繰り返す
上記の手順でクエン酸洗浄をしたあと、コーヒーを豆から淹れてみたところ、プラスチックのにおいはほぼなくなり、コーヒーの味と香りを楽しめるようになりました。
クエン酸洗浄中は活性炭フィルターを取り出す必要がありますが、このフィルターは付けなければいけなかったり、外さなければいけなかったり、洗剤がダメだったりと、小さいながらも扱いがちょっと面倒な存在です。
味は 「クリアで良好なテイスト」
「マイルド」「リッチ」「デカフェ」3つのモードで淹れたコーヒーを飲み比べてみました。
「マイルド」モードは84.8℃、「リッチ」モードは81.3℃、「デカフェ」モードでは82.1℃で、そのモードでも“沸騰浄水”とうたっているだけあり、80℃以上のアツアツの仕上がりは共通です。
- マイルドモード・・・口当たり良好、冷めると酸味がある
- リッチモード・・・濃いめながらも仕上がりはクリア、酸味は少なめで苦味は十分
- デカフェモード・・・通常より水量を減らして作るので、濃度が高め、酸味は1番少なく苦味も十分
淹れ方を変えれば、味の違いが分かるように
ミル挽きの粗さや抽出コースを変えて、何度か淹れてみました。
リッチテイストでミネラルフィルターをストレートにすると、濃度が「1.32」と濃いめの仕上がり。
スッキリした中にも、コーヒーのほどよい苦味と酸味が楽しめます。
マイルドコースでミネラルフィルターをソフトにすると、濃度は「1.17」に。酸味が確かに抑えられ、コクが感じられました。
ミネラルフィルターは、コーヒー豆をこだわって用意する人にとっては、味がマイルドになりすぎると感じるかもしれませんので好みの分かれるところです。
NC-A57は、メッシュフィルター、ミネラルフィルター、活性炭フィルター、ペーパーフィルターと、いくつものフィルターを使うのが特徴の1つですが、味を調整するパーツが多く、味の違いを楽しめる一方で、最初は少し分かりづらいかもしれません。
ただ、淹れ方で味がちゃんと変わるので、ビギナーから中級者が本格的なコーヒーを気軽に楽しむにはとても良い製品に仕上がっています。
カフェインレスのデカフェ豆
デカフェ豆コースも試しました。蒸らしと抽出のプログラムをデカフェ豆に最適化しており、デカフェ豆でもコーヒーのコクが楽しめるコースです。
基本的にデカフェ豆は、カフェインと一緒にフレーバーやコクが飛んでしまうため、風味が落ちます。今回も、半信半疑を抱えてのテストでした。
豆はタリーズの「オーガニック&カフェインレス」を使用。エチオピアのモカ(MOCHA)をベースに、マウンテンウォーターという化学薬品を使わない製法で、香りとフルーティな風味を残しています。
結論から言うと、想像していたよりも風味がしっかり残っていました。
今まで飲んだデカフェコーヒーよりずっと美味しいので、コーヒーは好きだけれど、カフェインは減らしたい、減らさないとならないといった人には、うれしい機能です。
マイルドコースやミネラルフィルターのソフト設定は、コーヒーが飲みやすくなりますが、一方でコーヒーの個性も抑えてしまいます。
個性を出したいときは、豆を少し多めに、濃いめに淹れるとよさそうです。
コーヒーの香りは、淹れている間はけっこう香ります。
パナソニック「NC-A57」の 良い点・残念な点
- 最大5杯のコーヒーメーカーにしてはコンパクトなので設置しやすい
- ボタンがすべて前面にあり操作しやすい
- パーツが多いもののどれも着脱しやすい
- 豆量や抽出にかかる時間が取扱説明書等に丁寧に提示されている
- 抽出後、自動で2時間保温できる
- ほどほどの濃さとコクがあり飲みやすい
- アツアツに仕上がる
- ガラスサーバーからコーヒーを注ぎやすい
- 新品時はプラスチックのにおいがする
- パーツ数が多いので、付けたり外したり洗ったりの手間がかかる
- 洗剤を使えるもの、使えないものを区別して洗うのが面倒
- ガラスサーバー以外のパーツはすべて黒いプラスチックなので見分けにくい
- 外観がいかにも「家電」でデザイン的な面白みが少ない
- 抽出の過程が見えない(今なにをしているのか音で推測するのみ)
パーツ数は多いものの味と使いやすさは優等生
いかにも「家電」という感じのルックスと、どれも真っ黒で違いがよくわからないたくさんのパーツを見て、期待度が高かったとは言えなかったものの、使ってみればどのパーツも着脱がスムーズで操作ボタンもわかりやすく、とても使いやすいマシンであることがわかりました。
豆量や所要時間が丁寧に提示されていること、キッチンに置きやすいコンパクトなサイズ感、水タンクを取り外して洗えるところも日本人ユーザーの心に響くポイントです。
肝心の味はというと、ほどほどの濃さとコクがあり、クリアな味わい。喫茶店のコーヒーというよりはコンビニのコーヒーに近い雰囲気を感じました。
また、風味が落ちてきた豆は酸味がきつくなりますので、豆をまとめて購入して何日もかけて飲んでいると、最後のほうは酸味の美味しさが損なわれがちですが、NC-A57なら、豆をまとめて購入しても、ミネラルフィルターを「ソフト」にして淹れることで、酸味の劣化に伴う風味の低下をある程度は避けられます。
逆に、焙煎したばかりの豆を調達したときは、酸味の美味しさも楽しみたいものですが、ミネラルフィルターを「ストレート」に合わせて、ミネラルフィルターをスルーして淹れる事で酸味も味合う事ができます。
保温が2時間と長いので、お代わりをするときもまだ温かいのがうれしいです。
いろいろとソツのないつくりで、実勢価格は2万円弱とコスパも抜群。
NC-A57は、ビギナーから中級者が本格的なコーヒーを気軽に楽しむには、とても優れた仕上がりと感じました。
味の違いが分かるようになりたい人にもオススメの1台です。
パナソニック コーヒーメーカー 口コミ /NC-A56を検証レビュー
「価格.com」の人気売れ筋ランキングで1位、「アマゾン」のランキングでは3位とコーヒーメーカー業界の歴史に名を刻んだのがパナソニック全自動コーヒーメーカー【NC-A56】です。
豆を入れるだけで「全自動」でコーヒーが作れて、しかも「洗浄」までやってくれるマシンという手軽さは魅力的ですよね。
発売されたのが2014年10月であり、新型のNC-A57が発売されたのにも関わらず、amazonまだまだ人気で値下がりません。
価格的にもライバルとなるシロカコーン式全自動コーヒーメーカの登場の影響もなく、2万円を超えることもあります。
パナソニックというブランドの強さもあるのでしょうが、実際に購入して使い心地を検証してみました。
スペック
- 容量:5カップ(670ml)
- 消費電力:790W
- サイズ:横幅:22.0cm×高さ:34.5cm×奥行:24.5cm
- 重さ:2.9kg
- 機能:自動ドロップ、淹れ分け機能、挽き分け機能、保温機能&保温自動OFF機能、煮詰まり軽減機能、沸騰浄水機能、ミル自動洗浄機能
特徴
- 豆を入れてスイッチONで「豆の挽き」から「蒸らし」「ドロップ」「洗浄」まで全自動
- 挽きたてのコーヒーが簡単に作れる
- 「淹れ分け」「挽き分け」で4種類の味が楽しめる
- 「粗挽き」「中細挽き」と豆の挽き分けが可能
- コーヒー粉からでもドリップ可能
- 沸騰浄水機能で「水」のカルキを90%以上カット
- 保温機能(煮詰まり軽減機能搭載)
- 使う終わった後の「ミル」を自動洗浄
「豆の挽き」から「蒸らし」「ドロップ」「洗浄」まで全自動!
なんて言っても、このマシンの一番のポイントは、「豆の挽き」から「蒸らし」「ドロップ」「洗浄」まで全て『全自動』でやってくれるところです。
「豆から挽いた本格的なコーヒーが飲みたい・・・けど、めんどくさいのはイヤ!」という人に、ぴったりなマシンですよね。
『全自動』でやってくれる【10つの作業】
- 自動で「豆をミルで挽く」
- 自動で「挽いた豆(粉)の大きさをそろえる」
- 自動で「挽いた豆(粉)にお湯を注ぐ」
- 自動で「蒸らす」
- 自動で「水のカルキを90%カット」
- 自動で「ドロップ(抽出)する」
- 自動で「保温する」
- 自動で「保温温度を調整する」
- 自動で「保温をOFFにする」
- 自動で「ミルを洗浄」
「淹れ分け」「挽き分け」で4種類の味が楽しめる
1種類の豆から「4種類」の味が楽しめるのも、このマシンのポイントです。
1種類の豆から色々な味が楽しめるマシンってあんまりありませんよね。
豆の『挽き方』は2種類
パナソニックの【NC-A56】は、豆の『挽き方』が2種類あります。
- 粗挽き
- 中細挽き
豆の挽き方にこだわりがある人には嬉しい機能ですよね。
コーヒーの『淹れ方』が2種類!
コーヒーの『淹れ方』も2種類あります。
- 「マイルド」:やわらかい味
- 「リッチ」:しっかりした味
2種類の淹れ分けが可能で、好みによって「味わい」を変えることも可能です。
4種類のバリエーション
- 【淹れ分け】が2種類:「マイルド」と「リッチ」
- 【挽き分け】が2種類:「粗挽き」と「中細挽き」
これらの組み合わせで「4種類の味」が楽しめます。
- まろやかなストレート
- アメリカンコーヒー【渋みをおさえ後味良く】
- スペシャルティコーヒー
- ブレンドコーヒー
- コクのあるストレート
- ブレンドコーヒー【コク、苦味をしっかりと】
- アイスコーヒー
- カフェオレ
均一の大きさに挽けるので「雑味」が出にくい
パナソニックの【NC-A56】は、豆の大きさを均一に挽けるので、「雑味」がない美味しいコーヒーを淹れることが可能です。
なぜ、豆の大きさを均一に挽けるかと言うと、ミルで挽いた豆(粉)を『フィルター』に通して、大きさを揃えているからです。
挽いた豆(粉)の大きさがバラバラだと「雑味」が出やすくなるんですが、粉を揃えることで「雑味」がない美味しいコーヒーが淹れられるわけです。
清掃が面倒な「ミル」を自動洗浄
【NC-A56】の最大のポイントの一つが『ミルの自動洗浄』です。
使い終わった後の清掃が一番面倒なので、『自動洗浄』機能がついているのは、すごく有り難いですよね。
この『自動洗浄』機能は、清掃で一番面倒な「ミル」を、使い終わった後に『自動で洗浄』してくれる機能です。
おそらく、この機能は今のところ「パナソニック」の全自動コーヒーメーカーだけの機能だと思います。
自動洗浄の「ミル」の部分だけで、他の部分は自動洗浄ではないので注意してください!
沸騰浄水機能で「水」のカルキを90%以上カット
美味しいコーヒー」を作る上で、大事なポイントは色々とありますが、その一つが『水』です。
『水』が美味しくなければ「美味しいコーヒー」が作れるわけありませんよね。
【NC-A56】なら、抽出前にあらかじめ沸騰させた水(お湯)を活性炭フィルターにくりかえし通すことで、「カルキ」を90%以上カットする機能付いています。
浄水機能まで付いたコーヒーメーカーなんて、なかなか無いですよね。
保温機能(煮詰まり軽減機能搭載)
コーヒーメーカーに「保温機能」が付いているなんて、今どき当たり前のことですが、【NC-A56】なら、淹れたてのコーヒーが保温機能によって煮詰まらないように『煮詰まり軽減機能』が搭載されています。
具体的には、30分後に自動で保温温度を下げて煮詰まりを軽減してくれます。
さらに、2時間後、保温を自動でOFFしてくれるので電気代の節約にもなります。
コーヒー『粉』からでも作れる!
嬉しいことに【NC-A56】なら、「豆」からだけじゃなく、『粉』から淹れることも可能です。
「豆」からでも『粉』からでも、両方から作れるのは便利ですよね。
「豆」から淹れると、どうしても「ミルの音」が多少出てしまいますが、朝早くや夜遅くなど、あまり大きな音を出したくない時には「粉」から淹れることもでき、シーンによって使う分けができるので嬉しい機能ですよね。
使い方
コーヒーの淹れ方
使い方はめちゃめちゃ簡単です。
一言でまとめてしまうと、「豆」と「フィルター」をセットして「ボタン」を押すだけです。
- ペーパーフィルターをセット
- 豆を入れる(もしくは「粉」を入れる)
- コースを選ぶ(マイルドかリッチか)
- 「豆」又は「粉」ボタンを押す(スタート)
- ブザーがなれば完成。
まず水を水容器に入れます。
メモリは1から5まであり、ホットコーヒー用とアイスコーヒー用のメモリが用意されています。
水容器には活性炭フィルターが付属しています。
次にコーヒー豆をミルに入れます。
5カップ飲みたければ、5杯の豆を入れます。ホットもアイスも一緒です。
次にペーパーフィルターをセットアップします。
ペーパーフィルターを乗せるバスケットにはミネラルフィルターが付いており、レバーを使用することで酸味調節することもできます。
あとは、ボタンを押すだけ。
作るコーヒーの量に応じて、6分から11分程度で出来上がります。
お手入れ方法
清掃も簡単です。
他社製品を使っていたことがありますが、パナソニックの全自動コーヒーメーカーの清掃はずっと簡単です。
さっと挽き終わった豆を捨てるのも簡単ですし、洗浄をすぐに行うことができます。これ、忙しい社会人にはとても大事なポイントだと思いましたね。
【使い終わった後のお手入れ】
- ペーパーフィルタを捨てる
- 本体のフタを開けて、水分や粉を拭き取り、乾かす
- ペーパーフィルターを設置したバスケットを洗う
- ガラス容器、メッシュフィルターを洗う
【たまのお手入れ】
- 活性炭フィルターを洗う
- 保温板や本体を水拭き
お手入れの注意点!
変形や割れの原因となるので、「食器洗い乾燥機」「熱湯」は使わないように注意しましょう。
また、サビ防止の為に台所用洗剤は薄めて使用する事と、塩素系の洗剤は使わないようにする事が大切です。
注意点
実際に使ってみて分かった注意点は3つあります。完全自動洗浄ではない!
【NC-A56】は、洗浄までしてくれる全自動のマシンですが、自動で洗浄してくれるのは「ミル」だけです。
すべての洗浄を自動でしてくれるわけではないので注意してください。
当たり前のことですが、使い終わった後は、毎回多少のお手入れは必要です。
使用時の「音」が大きい!
「ミル」付きのマシンは、粉用のマシンに比べると、使用時の「音」が大きく感じると思うので注意してください。
ただ、どうしても「豆を挽く音」が多少出てしまうのは【NC-A56】だけじゃなく、全ての「ミル付きマシン」に言えることです。
「ミル」を使って「自分で豆を挽く人」ならお分かりかと思いますが、「豆」を「粉」にするわけですから多少の「音」が出るのは仕方ないことなんですよね。
今まで「豆」からコーヒーを淹れた経験がない人は、「え!こんなに音するの!?」「うるさっ!」とビックリする人もいるかもしれないので注意してください。
なお、最初は少し大きいと感じられる音が1分ぐらい続きますが、毎日入れていると段々気にならなくなりました。
私はマンション住まいですが、個人的には許容範囲であると感じられます。
連続で作る時は水分を拭く必要がある
連続でコーヒーを淹れようと思った時、豆を入れるミルが濡れていた時、うまくコーヒーを淹れることができませんでした。
キッチンペーパーなどで水分を拭ってあげればよかったです。通常時はミルの蓋を開けておくことで自然乾燥できます。
まとめ
パナソニックの全自動コーヒーメーカー【NC-A56】について、徹底的に調べた結果をまとめてみます。
- 使い方はすごく簡単!「豆」と「フィルター」をセットして「ボタン」を押すだけでOK!
- 豆の大きさを均一に挽けるので、「雑味」がない美味しいコーヒーを淹れる!
- 「豆」でも「粉」でも、両方から作れるので便利!
- 1種類の豆から「4種類」の味が楽しめる
- 「ミルの自動洗浄」はパナソニックだけの機能
- 「カルキ」を90%以上カット
- 自動で保温温度を下げて煮詰まりを軽減してくれる
- 自動洗浄は「ミル」だけなので注意!
- 豆を挽く音が多少出るので注意!
こんな人におすすめ
こんな人には、パナソニックの全自動コーヒーメーカー【NC-A56】はおすすめです。
- めんどくさがり屋な人
- 雑味のない美味しいコーヒーが飲みたい人
- ミルの自動洗浄は絶対ほしい!という人
- 水道水でも美味しいコーヒーが飲みたい人
- 「豆」と「粉」と、両方から作り方人
- 使い方(操作)が簡単なマシンがいい人
「豆から挽いた本格的なコーヒーが飲みたい・・・けど、めんどくさいのはイヤ!」という人に、ぴったりなマシンである事は間違いありません。
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